【あの天才の不思議な睡眠、多相睡眠のヒミツ】
最終更新日:2023年9月7日
みなさんこんにちは。
睡眠セミナー・睡眠改善の専門家 Lifree株式会社の高橋です。
歴史における偉人の中には、
すごく特殊な睡眠や眠りをしている人々がいるのをご存じでしょうか?
例えば、ナポレオンが1日3時間睡眠のショートスリーパー、アインシュタインが10時間眠るロングスリーパーであった
という話はみなさんも耳に挟んだことがあるかもしれません。
そんな偉人たちの睡眠の中でも特に不思議な睡眠をしていたのが、
人類史における大天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼の「多相睡眠」は、現代でも議論の対象になるほど不思議な眠り方でした。
今回は、ダ・ヴィンチの睡眠サイクルをひもときながら、
私たち現代人にとっての「本当に効率的な休息」とは何かを一緒に考えていきましょう。
ダ・ヴィンチの不思議な睡眠サイクル
レオナルド・ダ・ヴィンチは、創作・発明・研究を同時に進めていた多忙な人でした。
伝記や文書によれば、非常に特異な睡眠パターンを持っていたと言われています。
それは、睡眠は連続的ではなく、1日を通して短時間の睡眠を何度も取るスタイルだったとされています。
「多相睡眠」(多相性睡眠)という名前でも知られています。
具体的には、
4時間ごとに15〜20分だけ眠り、1日6回の短い睡眠を繰り返す。
結果的に1日の総睡眠時間はわずか90分程度。
そして、この睡眠サイクルのお陰で、彼は24時間の中でより多くの時間を
創造的な活動や学習に費やすことができたようです。
つまり、私たちが夜にまとめて眠る「単相睡眠(Monophasic)」とは真逆のスタイルです。
現代の私たちから見ると「ありえない」と思うような睡眠時間ですが、
ダ・ヴィンチにとってはそれが最も生産的なリズムだったのでしょう。
常人からは想像もできない生活ですよね。
偉人の天才的な活動の裏には、そのような想像もできない特殊な睡眠や眠りがあったという訳です・・・!
人間の睡眠サイクルと多相睡眠の違い
一般的に、私たちの睡眠は約90〜120分のサイクルで構成されています。
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浅いノンレム睡眠(ステージ1・2)
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深いノンレム睡眠(ステージ3・4)
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REM睡眠(夢を見る浅い睡眠)
この3段階を1セットとし、夜間に4〜6回繰り返すのが自然な流れです。
しかし、多相睡眠ではこのサイクルを分断し、短時間で深い睡眠ステージに入ることを目指します。
短い睡眠を複数回取ることで「合計時間を削減しながら、効率よく脳を休ませる」という発想です。
一部の研究では、体が慣れると短時間でもREM睡眠に入りやすくなることが示唆されていますが
これはあくまで適応できる人に限られる特殊なケースです。
天才たちはなぜ「特殊な睡眠」を選んだのか?
ナポレオン、エジソン、ニコラ・テスラ、チャーチル…。
彼らもまた、分割睡眠や短時間睡眠で知られています。
彼らに共通していたのは、時間を生み出すための強い意志と集中力。
ただし、彼らの脳や神経の耐性、ストレス反応の仕組みは非常に特殊だったと考えられています。
つまり、「天才の睡眠法」はあくまで“天才だからこそ成立する”方法。
一般的な私たちが真似をすると、かえって自律神経が乱れ、疲労やメンタル不調の原因になることが多いのです。
多相睡眠のメリットとリスク
メリット
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時間を細かく分割でき、活動時間を増やせる
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REM睡眠が短時間で得られる可能性がある
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発想転換や創造的思考が促進されるという報告もある
リスク
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深い睡眠(徐波睡眠)が不足し、脳や身体の回復が不十分になる
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成長ホルモンの分泌や免疫調整が乱れる
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睡眠リズムが崩れ、自律神経失調や倦怠感が慢性化する
つまり、多相睡眠は「時間効率」よりも「体への負荷」が上回りやすいのが現実です。
現代のビジネスパーソンがこれを長期的に続けることは、慢性疲労や集中力低下につながる可能性が高いと言えるでしょう。
Lifreeが現場で見てきた“多相睡眠的な働き方”
実は、Lifreeが企業や個人のサポートをする中で、意図せず多相睡眠的な生活になっている方がたくさんいます。
例えば──
・夜遅くまで残業し、仮眠2〜3時間で翌朝出社するビジネスパーソン
・夜勤と日勤を繰り返す医療・介護職
・夜中に何度も起きる育児中のママやパパ
こうした方々の睡眠リズムは「意図的に分けている」わけではなく、外的要因で分断されているのです。
Lifreeでは、この2つを明確に分けて考えています。
① 自分でコントロールして行う“多相睡眠”
クリエイターや起業家の中には、意識的に睡眠を分割している人もいます。
彼らは自分の体調や集中の波を理解し、仮眠のタイミング・長さ・環境を細かく設計しています。
まさに「戦略的な多相睡眠」です。
ただし、これは体調管理・光環境・食事・体温リズムなどを総合的にコントロールできる人に限られます。
睡眠の知識・習慣・観察力がそろって初めて成立するスタイルです。
② コントロールできず“起こされている”多相睡眠
一方で、育児・介護や夜勤などで「眠りを分けているのではなく、起こされている」人たちがいます。
これは「自分で選んでいない多相睡眠」であり、身体にとっては大きなストレスです。
脳や自律神経は休息リズムを作れず、
「寝ているのに疲れが取れない」「集中力が続かない」「感情が不安定」といった状態を引き起こします。
この状態が長引くと、慢性疲労や抑うつ傾向にまで発展することもあります。
睡眠以外にも「回復するスキル」が必要
こうした“コントロール不能な多相睡眠”の方にLifreeがまずお伝えしているのは、
「睡眠改善した後は、睡眠以外で回復するスキルを身につける」ということです。
これは、眠れない時でも“自分で回復をつくる力”を育てる考え方です。
Lifreeでは、これを「マイクロリカバリー」と呼んでいます。
代表的な3つの回復スキル
①呼吸による自律神経リカバリー
1分間の深呼吸で副交感神経を優位にし、脳の過活動を鎮める。
呼吸の“長さ”よりも“吐く時間”を意識するのがポイントです。
②光と姿勢によるリセット
朝の光・軽い伸展姿勢・目線を上げる動作で交感神経をスムーズにONに。
これにより体内時計を整え、昼間のパフォーマンスが上がります。
③香りと触覚で行うマインドリセット
ラベンダーなど鎮静系アロマを使い、五感から脳をクールダウン。
Lifreeのプログラムでも、香りと触覚を組み合わせた方法は高いリラックス効果を示しています。
これらはすべて、「時間が取れない」「まとまって眠れない」人でもできる
“回復の土台”づくりです。
Lifree式・回復力を高める3ステップ
Lifreeがこれまで180社15万人以上の従業員をサポートしてきた経験から言えるのは、
まず睡眠そのものの質を立て直すことが最優先だということです。
眠りのリズムが整わないまま呼吸法やマインドケアを試しても、効果が十分に発揮されないケースが多いのです。
STEP1:まず「本睡眠(メインスリープ)」を整える
夜の睡眠は、脳と体の修復時間です。
まずは 「どんなに短くても、深く眠る」ことを意識します。
寝入りの90分で深部体温をしっかり下げることがポイント。
湯船での入浴・照明を落とす・デジタル機器を早めにオフにするなど、
“眠りの入口”を整えるだけでも、翌日の疲労感がまったく違います。
STEP2:「仮眠・分割睡眠」を味方にする
夜に十分眠れない人ほど、昼間の回復をどう設計するかが鍵です。
15〜20分以内のパワーナップ(昼寝)や、分割した短い休息をうまく組み合わせることで、
体と脳のリズムを整えることができます。
午後3時までに行うと体内時計を乱しにくく、眠気リセットにも効果的です。
STEP3:「睡眠以外で回復するスキル」を育てる
夜も昼も思うように眠れない時期は、睡眠に頼らず回復をつくるスキルを活用します。
Lifreeでは、これを「マイクロリカバリー」と呼んでいます。
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呼吸で整える:吐く息を長くして副交感神経を優位に。
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光で整える:朝の光で体内時計をリセット。
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香り・触覚で整える:アロマやマッサージで脳の過活動を鎮める。
これらは「眠れない時でも自分で整える力」を身につけるステップです。
まず睡眠を整え、次に“起きている時間の回復”を設計することで、
多相的に崩れたリズムが次第に統合され、持続的なパフォーマンスを発揮できるようになります。
睡眠は“削るもの”ではなく“投資するもの”
私たちは、睡眠を“時間を奪うもの”ではなく、パフォーマンスを生む資本として捉えるべきです。
企業や働く人の中で“眠りの投資意識”を広げています。
実際にLifreeがサポートした企業では、
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不眠スコアが平均50%改善
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メンタル数値36%改善
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eNPS(従業員エンゲージメント)約20%向上
といった結果が見られています(※詳細数値は非公開)。
これは、睡眠改善が単なる健康支援ではなく、人的資本投資として有効であることを示しています。
まとめ:あなたにとっての最適なリズムを見つけよう
レオナルド・ダ・ヴィンチの多相睡眠は、
彼の天才的な集中力とセルフマネジメント能力があってこそ成立した特殊な睡眠法でした。
私たちが同じことを真似する必要はありません。
むしろ、現代社会では「どう眠るか」よりも、「どう回復するか」をデザインすることが重要です。
眠りが分断されても、
意図的にリセットできる“回復スキル”を持っていれば、パフォーマンスは取り戻せます。
それが、私たちLifreeが伝えたい「整える力」であり、「休む技術」です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
レオナルド・ダ・ヴィンチの特殊な睡眠パターンは、その素晴らしい作品や成果を生み出した
縁の下の力持ちとなっていたはずです。
しかし、多相睡眠は個人の性質や適正によるものも大きく、睡眠のカタチはやはり人さまざまです。
みなさんにもそれぞれ最適な睡眠のあり方があるはず。
自らの活動にとってよりよい睡眠法を模索し、それを実践した彼のように、
この記事をお読みいただいたみなさんが、少しでも睡眠に興味を持っていただけると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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